11月07日(金)
企画展では台湾から出撃した誠第31飛行隊を取り上げています。満州の新京(現:中国の長春市)で編成され、長野の松本で特攻機の改修を行ない、出撃の為に済州島、上海を経由して台湾へ移動します。その移動距離は5000km以上となります。移動途中、米軍機の襲撃を受けて3名の戦友を失っています。その苦悩が同隊員の五十嵐大尉の遺書に記されています。
今日の平和会館
企画展では台湾から出撃した誠第31飛行隊を取り上げています。満州の新京(現:中国の長春市)で編成され、長野の松本で特攻機の改修を行ない、出撃の為に済州島、上海を経由して台湾へ移動します。その移動距離は5000km以上となります。移動途中、米軍機の襲撃を受けて3名の戦友を失っています。その苦悩が同隊員の五十嵐大尉の遺書に記されています。
1895~1945年の50年間、台湾は日本の統治下にありました。そのため、約50万人の日本人が在住し、日本人が経営する商店や旅館が数多くありました。開催中の企画展では台中の駅前にあった旅館(千代乃家旅館)の職員が特攻隊員の遺族に宛てた手紙を展示しています。そこには隊員が遺した遺書・手紙とは少し違った隊員の様子が書かれています。
写真は開催中の企画展で展示している「台湾~沖縄」エリアの地図です。台湾~沖縄にあった陸軍の飛行場、日本軍の戦闘序列を記載しています。日本軍はどのような体勢で、どこの飛行場にどのような部隊を配置して特攻作戦を行ったのか知っていただけたらと思います。
11月1日より企画展「台湾から出撃した陸軍沖縄特攻」を開催しています。台湾から出撃した隊員の遺書・手紙をはじめ、台中にあった旅館の職員が隊員の遺族に送った手紙、台湾~沖縄の特大パネル地図、宜蘭飛行場の戦跡を紹介しています。会期は来年の3月31日までです。今週末(11月8日)には企画展の講座を行います。
昨日に引き続き、知覧平和公園多目的球場にて 第58回 日本女子ソフトボールリーグ 順位決定節 鹿児島大会 が開催されています。
本日は最終日で、各ブロックの優勝決定戦が開催されます。今日は北風が強く体感はかなり寒く感じられます。暖かい服装での観戦をお勧めします。また、観戦前後には是非「知覧特攻平和会館」へもお越しください。

10/31(金)~11/2(日)・予備日11/3(月)で当館隣接の知覧平和公園多目的球場にて 第58回 日本女子ソフトボールリーグ 順位決定節 鹿児島大会 が開催されています。日頃見られない強豪チームの素晴らしいプレーで大きな感動を届けてくれることと思います。当館へのご来館とあわせて、ぜひ選手の皆さんへのエールをお届けください。※10/31(金)は天候不良により延期となりました。

本日から来年3月31日まで、企画展「台湾から出撃した陸軍沖縄特攻~第8飛行師団の沖縄戦~」が企画展示室にて開催されます。台湾から行われた特攻作戦はどのようなものだったのか?ぜひご覧ください。